一般入試
国立高専の入試について
一般試験は誰でも受験できる試験です。推薦試験で不合格になった人も再度受験することができます。国立高専の一般試験の問題は,全国統一で同じ問題を使用しています。ただし,「社会」の科目がない学校もあります。統一問題なので,"学習指導要領内"から毎年安定した質の問題が出題されます(指導要領を超えた出題がないのは出題側に確認しました)。また,傾向が大幅に変わることはありません。
難易度は,公立高校の問題よりは若干難しいですが,中学生のレベルを逸脱したような出題はまずありえないので,基礎をまんべんなく抑える必要があります。いわゆる難関私立の問題と比べれば比較にならないほど簡単です。ただし,基礎重視であるため受験者は問題を落とすと致命的であり,合格ラインはやや高めに出ます。過去問題の傾向を知り,試験に役立てるのは非常に重要であるので,過去問題は絶対に解きましょう。(まぁ,偏差値が70オーバーの人には退屈な問題でしょうが・・・)
高専機構内のページに過去問題があります →
国立高専の過去問題
上は参考程度とし,過去問題は書店で5~6年分が解答・解説付きで販売されているので,一般試験前には必ず購入し,解いてみましょう。
採点方法
問題は同一でも採点方法は各学校によって違います(傾斜配点があったり,社会を課さないなど)。
また,内心点の取り扱いについても異なります。内心点を全く考慮しない学校もあれば,内心点にも重きを置く学校もあります。つまり,採点方法は各学校により違うので,自分で調べ対策を立てる必要があります。
作文・面接は重視されるのか?
私の推定している合格ラインです(独断と偏見ですのであしからず)。当日のテストで何割取れればよいかを示したものです。(ある,高専の合格基準のデータより推定しました)
偏差値55の高専:60%(1科目100点として5科目に換算すると,300点)
偏差値60の高専:70%(1科目100点として5科目に換算すると,350点)
偏差値65の高専:75%(1科目100点として5科目に換算すると,375点)
上記の合格ラインを元に自分の合否の可能性を判断してみましょう。まず,過去問を3年分(が望ましい)を解きましょう。そして3回中,2回が合格ラインに達していれば受かる可能性は 大体6~7割。3回とも達していれば8割以上といえるでしょう。これは,偏差値で判断するよりも正確な判定法です。別に,高専に限らず高校での合否の判定に用いられます。
ちなみに,合格ラインに一回も達しなかった人は残念ながら現状では受かる見込みは非常に薄いでしょう。人よりも多く努力しましょう。