中学生向けに高専入試について解説。卒業後の進路(編入学、就職)や学生生活についての記事を掲載。

見学に行こう!

見学は重要!

 高専は5年間通わなければなりません。5年という期間はとても長いです。このことを踏まえて,自分の適性をきちんと考えるためにも見学は重要です。多少遠く,寮へ入ることを希望する人も一回は足を運ぶことを強くすすめます。

 高専を知るならば,実際に学校へ足を運ぶのが一番です。まずは,家から近い高専に見学に行くのが良いでしょう。高校か高専に進学するかで迷っている人は多いはずです。そういう人は,校風や,設備などを知る上でよい機会です。見学では研究室などを見せてもらえるので,実感がわくかも知れません。設備を見ると,中学校との違いに驚くと思います。 ただし,大学と比べると設備はやはり劣ってしまいます。

 高専に志望校を決めている人も見学へ行くとモチベーションが向上したりするので見学へ行くことをおすすめします。また,先生と話すことでやりたいことが見つかるかもしれません。また,時間に余裕があれば以下に示すイベントに全て行くことをおすすめします。

見学の種類

 高専では,体験入学,文化祭,公開講座などを行っています。文化祭は,普通事前に連絡しなくても入れるところが多いです。体験入学,公開講座は事前に予約をしなければいけませ。また,日程は各学校のホームページやパンフレットに載ってます。なければ電話して聞きましょう。

文化祭:
 校風,学生の様子がわかる。研究を紹介しているところもある。食べ物などの模擬店がメイン。

体験入学:
 勉強内容,実験設備などを見せてくれる。興味深い実験や製作の体験をさせてくれる。学科の内容が深くわかる。

公開講座:
 テーマが決まっていて,製作体験などをさせてくれる。高専全体のイメージをつかむのは難しい。

見学へ行ったら

 高専へ見学へ行ったら,疑問に思っていることは全て聞きましょう。自分の人生を左右するといっても過言でないですから,是非積極的な姿勢で臨んでください。ただし,あまりにも一般的なものとかけ離れた質問をすると周りから変な目で見られるので注意しましょう。
 質問は受験(試験),寮,学校の設備,授業内容など何でもいいと思います。多分,よほど答えにくい質問以外答えてくれると思います。場合よっては,試験の事情を話してくれます。(管理人は,試験事情を案内の先生に話してもらいました。)↓参照

管理人「推薦試験の作文の課題って過去どんなものが出たのですか?」
先生 「去年は"(人生の)壁"についてだったねぇ。え~と,この用紙に課題の一覧が書いてあるよ。」
管理人「そうですか。ありがとうございます。」
先生 「でも,作文と面接はあんまり関係ないみたいだよ。ほとんど内申点で決めてるねぇ。作文と面接は優劣をつけるのが大変だからねえ。」
管理人「・・・。(作文と面接の意味ないじゃん)」

 また,自分の学校の悪いところは言いません。これは,高専だけに限らず高校の見学でもそうです。ですので,自分の目で見極めるのが大切です。いいところばかり目がいってしまい,入学後に後悔する事のないようにしてください。(多少の疑いの目も必要ってことです)
 あと,高専の先生は案外見学に来た人の顔を覚えています(特に女子や特徴的な人)。言うまでもないと思いますが,最低限の礼儀はわきまえましょう。また,積極的に質問すると多少評価が上がるかも・・・。
 

面白い質問例(やらない方がいいよ)

ある親 「寮でテレビ電話の英会話などをしても良いのでしょうか?」
先生  「・・・。前例がないですねぇ。まぁ各自で契約してもらえばいいですよ。」
どんなに教育熱心なんだか・・・。ちなみに,未だに使用している人はいない。

高専生 「寮のことで何か聞きたいことある?」
ある生徒「寮はプレイステーションとかゲームボーイとか持ち込んでもいいのですか?」
高専生 「・・・。まぁ先生にあんまし気付かれないようにな。」
ゲームが一番大切ですかね。普通気になっても聞きませんけどね。

ある親「寮は汚いですねぇ。何とかなりませんか。」
先生 「きれい過ぎるのもどうかと・・・。私は多少散らかっている方が落ち着きますねぇ。」
ある親「・・・。」
話のすり替えで先生はうまくかわしました。まぁ,汚いからどうしろって言うなら最初から入るなって言いたいけど。


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