中学生向けに高専入試について解説。卒業後の進路(編入学、就職)や学生生活についての記事を掲載。

時間割・年間行事

時間割

 高専の時間割は,1時限50分として週8時限授業が数回あるなどして非常にハードです。私の通う高専では,週3日が8時限で,2日は6時限です。8時限授業の日は8:50から16:50までです。国立高専では,土日は休日です。(授業時間を100分で1コマとしている高専もあります。)
 定期テストの期間は約1週間で,年に4回あります。テストの教科数は12~15教科くらいです。大体1日3教科くらい受けます。テスト期間はほとんどの高専生が唯一勉強するときです。普段から勉強している人はあんまりいないです。そのため,テスト期間中に徹夜とか普通にやってる人もいます(睡眠とらないとミスが増えるんですが・・・)。

選択科目について

 選択科目は,自分で受講の有無を選択できる科目です。選択しない場合,その時間は空き時間となります。高専では,卒業単位を満たせばよいのでいくつかの科目は受けなくても良いのです。そのため,自分に関係ないと思う科目は受講しなくてもよいのです。ただ,ギリギリの単位数しか取らないのはあまりよくありません。単位数の計算を間違えて1単位でも不足すると,卒業できません。
 また,高学年の語学などの場合はドイツ語,中国語,英会話などのいずれか一つを選択します(必修選択)。

卒業研究(5年生)

 5年生になると「卒業研究」が行われます。卒業研究は,選択した研究室に所属し,テーマを決めて研究するものです。これは,研究室の教員の元で行われます。
 当然,人気のある教員と人気のない教員がいます。したがって人気のある教員の研究室には希望者が集中し,場合によっては他の研究室に回されてしまいます。 そのため,自分のやりたい分野の研究ができないことがあります。一方,人気のない教員はだいたい決まっていて,毎年希望者が少なく,他の研究室に漏れた人たちがここにまわされてきます。自分が興味ない分野や,嫌いな教員の下で1年間研究するのは非常に大変です(と思う)。まぁでも運なので ,じゃんけんで決めますから。
 卒研を選択する前には,先輩の助言等を受けるのが賢明です。
【卒業研究の簡単な流れ】
  研究室選択(4年後期)→ テーマ決定 → 関連文献を調べる → 実験・データ整理 → 論文作成 → 発表


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